第3次水道事業総合計画(おらほの水ビジョン2009)
八戸圏域水道企業団は、昭和62年に第1期拡張事業を開始、世増ダムの建設や送水管の施設整備を図ってきました。そして平成10年に「第2次水道事業総合計画」(ふれっしゅ21世紀プラン)を策定し、事業を進めてまいりましたが、水需要の減少、技術の継承問題など、社会情勢の変化やお客さまニーズの多様化など、水道を取り巻く環境は大きく変化しています。
このような状況のもと、将来にわたって安全で安心できる水道水を安定供給し、なおかつ健全な水道事業の経営を実現させるため、長期的な視点を持った「八戸圏域水道企業団第3次水道事業総合計画」(おらほの水ビジョン2009)を新たに策定しました。
本計画は、ふれっしゅ21世紀プランで進められてきた事業を検証し、新たに平成21年度から平成30年度までの10年間を長期的な視点に立って策定したもので、次の4つを基本的視点としました。
Ⅰ.安全でおいしい水道水の供給
①水源水質の監視強化と浄水処理の安定化
- 水源水質の監視
- 浄水処理の安定化
②水質管理体制を強化
- 水安全計画の策定
③快適な給水
- 残留塩素の低減化
Ⅱ.さらなるライフラインの強化
①耐震管の整備
- 導・送・配水管の計画的な更新
②施設の耐震化
- 施設の耐震診断
- 配水池やポンプ場の耐震補強
③水運用機能の強化
- 管網整備によるバックアップ機能強化
- 配水池増設による安定供給
④危機管理の強化
- 施設の安全管理対策
- 災害対策マニュアルの整備拡充
Ⅲ.持続性の高い水道事業運営
①安定した財政運営
- 運営基盤の強化と料金体系の見直し
②組織と人材の強化
- 定員管理の適正化
- 職員の意識改革
③経営情報の適正管理
- 総合電算化事業の推進
④周辺事業体との連携
- 災害時広域的協力体制の強化
⑤開かれた水道
- 各種委員会制度の継続
Ⅳ.環境にやさしい水道の推進
①蟹沢水道水源地域涵養林保全事業の継続
②省エネルギーの推進
- 電気使用量の低減化
- 燃料消費の節減
③再生可能エネルギーの導入
- 小水力発電
- 太陽光発電の導入
④廃棄物のリサイクル
- 建築副産物の再資源策
- 浄水汚泥のリサイクル
第3次水道事業総合計画
お問い合わせ先 経営企画課総合政策グループ 0178-70-7030
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